腕の痺れが良くならない理由
その痺れはどこからきている?
痺れの出始めの時期は症状が出たりでなかったり、重かったり軽かったり様々です。
痺れが神経から来ているというのはイメージしやすいかと思いますが、日常生活を送るうちに神経が直接損傷するというケースはほぼありません。
具体的な例としてあぐらをかいた際に皮膚に近い神経は圧迫し続けることにより痺れるケースや同じ姿勢を長時間とった後動き出した際に圧迫されていた血管が解放され一気に流れる際血管に内圧(内側から外に押す力)が生じ並走や交差している神経を圧迫したりした結果痺れてしまいます。
これらは外部からの圧迫を解いたり血管の内圧も時間が経てば正常に戻りどちらも一時的な症状にとどまるため神経症状という観点ではそこまで気にする必要はありません。
問題は筋肉が硬くなっている場合や神経に負荷がかかる姿勢が癖になっている場合です。
筋行くが硬くなると硬結や肥厚と言って力こぶを作ったような状態になり神経を圧迫してしまいます。
これは血管が膨張するのとは規模が異なり非常に大きな影響を与えます。
筋肉の硬さも姿勢の悪さも改善するうえで切っては切り離せないもので考え方も近いものがあり筋肉も姿勢も普段の生活習慣からくるものでその生活習慣が変わらない限り良くはならずもちろん痺れに関しても悪化することしかありません。
また神経症状が安定して出るほどだと硬さもそれなりにある場合が多いですが姿勢の影響がそれに加わりこの条件が揃うには症状が出るかなり前の段階から負担がかかり続けている可能性が高く本来なかなか起こるものではありません。
痛みも痺れも原因が同じなら改善法は同じ
よく聞く対処法として
・電気治療
・1回5分程度のマッサージ
・コルセット
・ストレッチ
・痛み止め
一つ一つの理由はこちらでは解説しませんがこれらの方法を痺れを押さえるためにとおこなっていても改善はできません。
理由は刺激が弱すぎる、対症療法、良い状態が安定しないなど様々です。
では何をどのようにしていけば改善を目指せるか、痺れも痛み同様原因が筋肉姿勢である場合がほとんどであり腕の痺れに関しては胸、頸の筋肉が直接神経を圧迫する場合が多く
まずはそこをメインにアプローチしていきます。
実際に神経に影響を与えている場所が解消できれば常に痺れがあるという状態は無くなりますがこれでは動作時の痺れはまだ引きません。
人間の体の動きは腕を上げる動作一つとっても頸、肩、背中、胸の筋肉を使いまた腕を上げる際にバランスを取るのに背中の下部、腰、臀部など体の影響は非常に広範囲に及び、これらの筋肉が硬いと結果的に頸や胸部に負荷がかかることによりどれだけ患部をケアしてもいつまでも症状が治まらないということが起こってしまいます。
原因は普段の私生活にある
症状か改善してもまだ終わりではなくここからが一番大変な段階になります。
実際に症状が落ち着いてきたらそれを維持できるようにしていく必要があり前述したように慢性的にしびれがでる症状だと筋肉、姿勢が固まってから矩史時間が経過していることが多いです。
筋肉というのは良くも悪くも今の状態を維持しようと働きます。筋肉が硬い状態が続くと、脳がその状態を「普通」と認識し、施術をしても「いつもの」硬い状態に戻そうと働きます。逆に柔らかい状態を安定できれば、少し無理をしたときやいつもより負担がかかった場合にも「いつもの」柔らかい状態に戻そうと働きます。
この性質自分で変えるには悪い習慣と同じ時間をかける必要があるためそれを整体にて短時間で良い癖をつけていきます。
その際根本は印肉より姿勢になりますが筋肉が悪い姿勢になるように引っ張り合っている状態に意識しても良いい姿勢にはできません、仮にできたとしても姿勢を良くするのに余計に力が入ってしまい結果的に筋肉が硬くなってしまいます。
ですのでまずは筋肉を緩めそれと同時に筋肉を安定させるためのストレッチやボールを使ったケアをお教えし整体を卒業しても筋肉が硬くならないようにしていきます。
それが出来ましたら姿勢も同様ご自身の感覚と実際に負担のかからない姿勢は違うことが多いのでその点も丁寧にお教えし実行することによりご自身でお身体のコントロールできるようにすることを目指していきます。