整体って痛いの?
整体って痛いの?
この仕事を始めてからこのような質問はよく聞きます。
というのも整体、整骨院以外にもタイ式、中国式マッサージなどマッサージや指圧なども含めると数えきれないほど多くの考え方のもと施術を行っているからです。
初めての予約をお取りされる際に聞かれることが多いですがこの質問の意図としては「以前に中国式マッサージを受けたときにすごく強く押されて痛かった」「整骨院に行った際施術は強くないと意味がないと言われ我慢して受けたら次の日痛みが治まらないどころか強くなってしまいトラウマになっている」など
実体験として辛い思いをされてしまった方が思っていたより多くいらっしゃるということを知りました。
もちろん一度そのような思いをすると似たようなお店に行く際、躊躇してしまうお気持ちは分かります。
この業界に入った後も日々学び続けていると強さとはまた違いますが痛みを感じるほど刺激を与える必要のあるケースが存在することも確かにあることが分かりますがこの記事を読んでいるあなた含めほとんどの方には該当せず、また根本原因に対して行えることは一つではなく選択肢の一つ程度に考え無理に行う必要はないことが多いうえ、必要な場合は患者様にお体の状態や痛みの出る施術を行う必要性など全て納得して頂いた方にしか行いませんので当院にお越し下さる際はご安心頂ければと思います。
「強ければいい」は間違い
さて、整体の強さとそれに対しての身体の反応についてですが、
良く用いられる適切な強さの基準として「痛気持ち良い」というものがあります。
また「痛みが起こるほど強いのは良くない」というのが一般的な考え方ですが基本的にはその認識で問題ないかと思います。
施術の強さが過度に強かったことが原因でその後痛みが強くなることを「揉み返し」と言いますがこれは本来筋肉を刺激することにより筋繊維がほぐれ柔らかくなりますがこの刺激が過度に強くなった場合に筋繊維が傷ついてしまいそれを治す過程で炎症反応が起こることによって痛みが増すことに繋がります。
まれに施術中痛いのを我慢していたわけではないけど後日だるさや痛みが増したということがありますがこれは硬くなった筋肉がほぐれることにより全身に回った老廃物が原因で起こる好転反応ですのでこの場合は数日で施術前より良い状態になることが多いです。
痛みを感じるほどの刺激を与える必要があるケースは陰陽のバランスを整える考え方やスポーツ整体での血流を促進させる方法の一つとして強めの圧迫を一定時間維持し一時的に血流を滞らせることにより解放した際に滞った血液を一気に流すものなどがあります。
このような強い刺激を必要とするものはかなり特殊な例ですので慎重に判断する必要があります。
強さ一つで効果は変わる。
もし施術を受けていて痛いと感じる場合、自分での判断は個人差もあるので難しいのが現状です。
鍼治療で良く言われることですがどんな施術でも合う合わないうことはあり一概に良い悪いとの判断はできません。
その中での判断基準として基本的には施術者の筋肉を触った感覚、受けての感覚を加味します。
受け手の感覚として「痛気持ち良い」指圧であれば適切な強さだと言えます。
少しきつく感じる場合は圧されているときに力が入ってしまうかどうかを判断材料とします。
また刺激量はあくまで適切がベストであり弱すぎても効果が見込めなくなりますのでしっかり伝えることが必要です。
後天反応やもみ返しは個人差がありますので受け馴れていない方は余裕を持った刺激量も守るようにしてください。
スタッフに言いづらいという方もいるかもしれませんが施術は時間と費用の対価として健康を得るものですのでご自身のことを一番に考えお気軽に伝えるようにしてください。
例外として当院としてはどうしてもほかの部位と比べて痛い筋肉やお体の状態を次第で痛みを感じやすい時期というのもあります。
その際は信頼のうえ施術前に丁寧な説明を受けたうえであれば刺激の強い施術を視野に入れることを考えても良いかと思います。
お体の反応はどうしてもイレギュラーな結果がつくことがあります、目先でなく長い目で見たときに後悔しない選択をすることが大切です。
最後にもう一つ大切なことがあります。
整体は長い期間先生と継続して取り組んでいくものです、
それには技術はもちろんですが信頼関係も同じくらいなくてはならないものだと考えております。
是非あなたに合ったお店以上にあなたに合った先生を見つけていただければ幸いです。