マッサージ通いは意味がない?あなたの体が不調な理由とは?

本当にそのアプローチであってる?

sejutu

 

「マッサージに行っても良くならなかった」

「しばらく通ったけど通うのをやめた途端もとに戻ってしまう」

などのお悩みを持って当院に来られる方は少なくありません

そのような経験があると「もう意味がないのでは」と思われる方もいるのではないでしょうか?

 

お身体の症状を改善するうえでアプローチする「筋肉」には外からは変えられない「習性」があります。

この習性を理解しなければ思っていた経過を追えずにモヤモヤが残る結果となってしまうことに繋がり、改善にはこれをどれだけ理解するかが重要になっています。

 

 

次にあげる項目に該当する方はまだ諦める必要はありません。

・辛い場所を伝えたら伝えた場所を重点的にアプローチしてもらった。

・その場では良くなるが私生活を送るうちに戻ってしまい痛みに耐えている

・症状改善のため電気治療をメインに定期的に行っている

・具体的な計画は分からないが言われた通り通い続けている。

・次回の予約まで身体が持たないので近所のもみほぐしに行っている。

・普段から筋トレやストレッチなどケアをしても楽にならない。

 

なんとなくではなく理由を知る

gimonn

辛い場所を伝えたら伝えた場所を重点的にアプローチしてもらった

一見正しいように思えますが結論からご説明しますと症状の原因が症状の出ている場所にあるということは割合的に少数です。

原因が元々ほかの部位にあるか症状部位から派生し姿勢に影響が出てしまうと本来気になっていた部位をアプローチした時にその場しのぎですぐに症状が戻ってしまうか、全体を見ることが出来ずに施術に移ってしまうと場合によってはバランスが崩れ症状が悪化してしまうケースもあります。

特別なイベントがあり「この日に合わせて、この日だけでも身体が動くように調整してほしい」というような方は別ですが根本解決を目指す方であればこれは意味がありません

(別の先生に見てもらうことになると一から計画を立てなければなりません)

 

 

その場では良くなるが私生活を送るうちに戻ってしまい痛みに耐えている

施術を受けたすぐ後は良くなっている。

だんだん良くなって来ていると感じてしまいますが現実から目を背けてはいけません。

筋肉には硬い時間が長いと硬い方に、柔らかい状態が続くほど柔らかい方に向かって行くという性質があります。

期間を開け過ぎず定期的に同じ部位をケアしていると良い状態の持ちも良くなっていきますが症状の出ている部位に負担をかけている「根本原因」変わっていない為、症状の出ている部位の負担のかかり方が変わらずいつまでたっても症状のない状態が安定しないということになってしまいます。

 

 

 

症状改善のため電気治療をメインに定期的に行っている

整骨院の中には電気治療をメインにおこなっているところがあります。

具体的には実際にスタッフが5分ほど対応をしてそれとは別に10分ほどの電気を流すというものです。

こちらは比較的手ごろな価格で時間もかけて行ってくれるので通いやすく良いと思われるかもしれません。

  確かに症状が軽くその都度変化が出ているのであれば問題ありません

しかし症状の重い方でこのようなやり方で良くなったという話を聞いたことがありません。

なぜ良くならないかに関しては他でも説明している「症状と原因は別」ということになりますがこれはこのような整骨院が良くないというわけではなく、自分の「症状」に合ったところに行く必要があるということです。

 

 

具体的な計画は分からないが言われた通り通い続けている

皆さんは毎回毎回自分が改善までの計画のどの部分をどのように行っているかは把握していますでしょうか?

筋肉を正確にとらえていればその場での変化を出すことは難しくありませんが根本改善となると全体を把握したうえで症状改善のために何をしていくのか、早期改善はもちろんですが同時に確実性を求めその場その場の変化にこだわらず長期的に見てその日ごとの明確な施術の目的を設定する必要があります。

 

 

次回の予約まで身体が持たないので近所のもみほぐしに行っている

一度楽になった体の持ちが悪くなった際に「ただのケアだから」「筋肉がほぐれれば問題ないから」などと軽く考えてしまい次回予約までのケアに関してできるだけ費用を押さえて他店舗に行ってしまうということをたまに耳にします。

これは場合によって一度根本改善してしまえばご自身でのストレッチや姿勢の意識などのケアで「筋肉を硬くしなければ」問題ありませんのでしっかり筋肉をアプローチできる先生がいればそこにお願いするのも良いと思います。(筋肉を完璧にとらえるのもできる先生は限られています)

ただこれは例外でありあくまで改善途中の場合はそれではいけません。

 

身体を改善する際はこのような考え方があります。

「症状を改善する際ゴールは一つだがそこまでの手段は先生の数だけある」

見立て、計画を立てられることを前提にどのようにゴールに持っていくかは先生の数だけありそれぞれ得意な手技を用いて行います。

その際途中段階で全く別の手技を取り入れてしまうと正確な経過を追えなくなり効率が悪くなる恐れがありますので注意が必要です。

 

 

普段から筋トレやストレッチなどケアをしても楽にならない

ケアをすることが大切なのは賛成ですが体を改善するには「順序」が重要になります。

その中でこれらのケアは最終段階になり「改善」ではなく「再発防止」になると考えております。

実際に改善するうえで考える段階は1.症状の改善2.患部の負担軽減3.再発防止となり

1.お悩みの症状を抑えることから始めます。ひとえに症状と言ってもそれは痛みだけでなく、痺れ、モヤモヤ、ズキズキ、などこれに特定の時間帯、動きなど含め細分化して症状を考えることが2.3.をするうえで重要になります。

 

2.症状がある程度治まったら次になぜ患部に症状が出るのか、患部に負荷をかける根本原因にアプローチをしていきます。

1.の段階で治ったと思い込んでしまい通うことをやめてしまうと意味がありませんので全体像を把握したうえでゴールを明確にして通うことが大切です。

 

3.根本原因をつぶすことが出来ればあとは極力負担がかからないように、かかってもご自身で解消できるようにしていくことで通うことから「卒業」することが出来ます

 

このように本来順序補追って計画に沿って行っていく必要がありますがそこまでの技術や知識を持つ先生が少ないことに加えお客様にこの考え方を把握していただき計画を一緒に追っていくことで初めて症状の根本改善を達成することが出来ます。