肩、背中の痛みが良くならない理由とは?
この記事を読んでいる方の多くは肩、背中の症状でお悩みではないでしょうか?
その方が他に聞きたいのですがその症状はいつから感じていますか?
おそらく多くの方が正確に思い出せないくらい前から気になっているかと思います。
今回はこれらの慢性症状についてご紹介していきます。
コリや痛みはなぜ起こる?
細かい部位が痛む原因を知る前にまずそもそもなぜ筋肉は痛みを感じるのか、筋肉の性質を知る必要があります。
本来どこの筋肉でも凝りや張り、痛みが起こる仕組みは同じです。
筋肉は長い間使われない状態、もしくは負荷がかかり続けている状態など同じ状態が長期間続いていると血流が悪くなり、栄養が回らず筋肉が硬くなります。
筋肉が硬くなるときは力こぶを作っているのと似たような状態になり体積が大きくなることによってより血管を圧迫してしまい代謝が悪くなり老廃物が溜まってしまいます。
この老廃物と一緒に痛みの物質も溜まっていくことによりコリや痛みを感じることになります。
そしてこの硬さに加え体が冷えたときや長時間じっとしていた際の動き出し、実際の例としてよくあるケースでは朝起きて起き上がった時に筋肉は硬くて伸び縮みしないが無理に引っ張られるような力が加えられたときに筋行くが損傷し強い痛みに繋がってしまします。
肩や背中に負荷がかかる原因とは?
普段肩が丸まることにより肩甲骨が開いたり顔が前に出てしまう姿勢が長時間続くことや携帯やパソコンを使用する際に常に下を向いてしまうことによって背面の筋肉が延ばされ続けていきコリや痛みを感じます。
またこの背面の筋肉は伸ばされて硬くなりますが筋肉の性質上縮んで硬くなるより引っ張られた際のほうが痛みや張り感を感じやすくなっています。
さらにこの姿勢というのは基本的にどの部位であっても軸、重心は股関節になるためはじめは肩周りの症状であってもそこから腰に負担がかかるようになり骨盤が良くない向きに固定されてしまうとそれが肩や背中に悪影響を与えるという悪循環を生むことになり単純に辛いとこを圧してもらってもその場限りで良くならないということになりますので注意が必要です。
また勘違いしやすいですがここでのポイントは「長時間」同じ状態を続けてしまっていることにあります。
つまり極端に「姿勢を良くしているから大丈夫」や「姿勢は1秒たりとも悪くしてはいけない」というのは必ずしも正しくないということです。
改善するには
症状を改善する方法として良く聞く方法がありますがもしこれらの方法をおこなっている場合は注意が必要です
・電気治療
・1回5分程度のマッサージ
・コルセット
・ストレッチ
・痛み止め薬
詳しくは「腰痛が良くならない理由」よりご紹介しています。
ではどのようにしたら改善に向かえるでしょうか?
腰痛を改善するには背面を前提的に見て動きの少ない部位にアプローチしていく必要があります。
腰を曲げる動きは実際には背面のほぼすべての筋肉が少しずつ伸ばされることにより自然にできるようになります、しかし動作時に痛みが出る場合はそのどこかの筋肉が硬く動きにくくなっていることにより本来一番可動域の大きい腰に痛みとしてしわ寄せがきてしまいます。
つまり腰に必要以上の負荷をかけないようにするために周りの部位を正常に使えるようにすることによって腰の痛みがおさまってくるのです。
しかし筋肉を緩めていくだけではその場の症状は治まるかもしれませんが負荷がかかりやすいお身体は変わっていませんので言い換えれば「いつでも身体を壊せる準備が出来ている状態」になります。
筋肉の性質的に考えても長期間硬い状態が続いていると脳が「硬いのが普通だ」と思い込んでしまい一度筋肉を緩めても「いつもの」硬い方に戻そうと働くため出来るだけ柔らかい状態を維持できるように普段の私生活でもケアをする必要があります。
また腰痛で整骨院整体院に通われていた方は他の症状に比べ比較的長期にわたっている方が多いです。
痛みが治まったからと言って元の生活に戻ってしまうと痛みを感じる閾値を下回っただけで身体が良くなっているわけではない為慎重に計画を考え進めていく必要があります。